人生の分岐点はいきなりやって来たフリをして用意されているもの

占いのプロになりたくて四柱推命の教室へ通いだした訳ではないのですよ、実は。

きっかけは、親友から「凄くよく見てくれる占いの先生見つけた!」と誘われたことでした。

それまでは、母が信頼している印鑑屋さんがとてもよく見る方で、私以外の家族のことはとても当てはまることが多く、私も母経由で見てもらっていたのです。

が!
どうも私だけしっくりこない。
母から聞かされる事は、本当に私の事なのかな?という不安と疑問が多くて。
(後で分かったのですが、印鑑屋さんが私の生年月日を間違えて占っていたのでした。そりゃそれ別人やもん、しっくりこないで当たり前)

親友に話していたんですよね、おかしいって。
それで、一緒にその先生のお宅を訪ねました。
奈良・吉野の小川智山先生。
私の祖母と同い年の方でした。当時70代後半でしたかね。

一通りの鑑定をしてもらって、当時の状況がなぜ起こっているかや、それからどうしていくのがいいかなど、詳しく丁寧に教えてくださいました。

そして最後に。
「来月から、新しく教室始めるの。あんた、来なさい。絶対、要るから」

先生が50代の頃、大阪・心斎橋で教室を開いていたそうですが、膝を悪くして通えなくなり閉めたそうで。
人生最後に持っているもの全て出したいと、教室をまたする事にしたのだそうです。

そう決めた時に鑑定した私が、驚くほど先生の命式と似ていて。
全部引き継いでくれる子が来たって思ったそうで。

初めて訪ねていきなりスカウトされたのにはびっくりしましたが、先生が信頼できる占い師だと話して分かったし、自分で占っていくのもいいかもしれないと思ったので、通う事にしました。

だから、その頃は自分が占い師になって仕事にするとは思いもしていませんでした。
人生の分岐点って、思いも寄らずに現れるもんやなとその時は思いましたが、占い師になって振り返ると、ああそこね!分かるわ〜って納得しています。

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