春のお彼岸になると思い出すお菓子があります。
関西にしかないそうですが、青海苔をまぶしたぼた餅です。
まだ占いの師匠の元に通っていた頃。
姉弟子が3月の勉強会の日に、三色のぼた餅をたくさん作って持ってきてくれました。
一般的な小豆餡のもの。
ご飯を半分ついた中に餡を包みきな粉をまぶしたもの。
そしてきな粉の代わりに青海苔をまぶしたもの。
秋の彼岸の9月には、小豆ときな粉のおはぎが2種類だけ。
その訳は、青海苔の緑が春の芽吹きの様だから、と言っていました。
確かに、青々とした海苔のぼた餅があると、華やいだ春の雰囲気だなぁと思ったものです。
何時間か集中して勉強していて、ホッと一息の休憩に甘いぼた餅を頂くと、ほっこりしてまた勉強への意欲が湧きました。
姉弟子は勉強が好きで続けていた方なので、占い師として仕事はされていませんが、ひとまわり以上年が上だったこともあり、いろんな知識を教わりました。
昔ながらの和菓子屋さんには、青海苔のぼた餅がある所にはありますが、近畿内でも随分見かけなくなった気がします。
それでも、春のお彼岸が巡ってくる度、師匠がニコニコしながら姉弟子の三色ぼた餅を頬張っていた姿と、勉強会の日の様子を思い浮かべ懐かしくなります。
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