くす玉と書くと紐を引っ張れば中から紙吹雪と共に垂れ幕が下がるアレを思い浮かべますが、元々は薬玉と書いて端午の節句に邪気払い・魔除けとして家に飾るものだそうです。
今年はいろいろと気にかかることがあり、邪気払いや厄除け魔除けにできることがあれば積極的にやっていく方針で生きています(表現……)
それで、そもそも端午の節句ってこどもの日ではなかったよな〜というところから気になっていた薬玉。五節句は基本的に厄払いや無病息災などを祈願する行事なんですよね。
たまたまBlueskyで松浦はこさんのポストを見かけました。※リンクは同じ内容の旧Twitter
薬玉ってうちにある材料で作れるかも?と思ったのが4日の夜。
蓬はその辺に生えてるし、菖蒲はスーパーに売っていたのを見た気がするし、丁子と月桂樹とホールの黒胡椒とシナモンなどがあるし……なんならつい最近買った中国香道の道具の中に沈香も白檀も崖柏もある!写経で使う塗香もあるぞ!(どれも粉だけど!)
お香が揃ってるなら、なんとかなるなと。
工作大好きなもので、構造の方に興味を持ちがちで。作るならこれとこれをこんな風にしたいとか、欲が湧いてくる方です。
今回は弥生神社のコラムや、検索して見つけたいろんなパーツの作り方を参考に、足りない材料を買ってきて作り出したのが5日夕食後(遅っ!)
一番手こずったのが玉の枠組み(クリップが足りなくて悪戦苦闘した)、次に菖蒲と枠をどう組み合わせるか。
どうにか形になり、玄関横の壁に飾ったのが日が変わって6日でした。間に合ってない😅
それでも初めてにしては満足のいくものができ、翌朝起きたら廊下にふんわりいい香りが漂っていてとても気分がいい。
この気分がいいって大事だなと思いました。
来年もまた作る為に、参考資料を記しておきます。
玉の枠組み
吉祥結び
几帳結び
タッセルの作り方(五色の刺繍糸を束ねるため・解さずそのまま)
材料:クラフトバンド、蓬、葉菖蒲、お茶パック(お香類を入れ枠の中に入れる)、お香、刺繍糸(緑・赤・黄・白・紫の五色)、紐、和紙か半紙、速乾性木工ボンド、クリップ、はさみ、定規
ま、その前に重陽の節句の茱萸袋(茱萸嚢しゅゆのう)ですね。今度はちゃんと間に合う様にします。