今日は七夕。
七夕といえば、願い事ですね。
本来七夕の節句は技芸の上達を祈る祭なので、芸事の願いが叶えてもらいやすいそうです。
吹き流しという笹飾りがあります。
あれは糸を表していて、織姫のようにはた織りや縫い物が上達するようにという願いが込められています。
笹飾りにはどれにも意味があり、願いが込められているものですから、まずはそちらを飾ってから、個人の願いを書いた短冊を吊るすのが、本来なのではないかなぁと思っています。
個人宅で笹を用意して、飾りを作ったり短冊を書いたりするのは減ったのでしょうか。
ショッピングセンターなど、人が集まるところに笹と短冊が置いてあり、ご自由にどうぞとなっている事が多くなりました。
短冊ばかりが吊られている笹は、重そうにしなっています。
様々な願い事が書かれていて、神様も現代用語を調べつつ読まれるのかなと、笑いが漏れました。
数年前に見かけた短冊が、とても印象に残っています。
たどたどしい筆跡で、小さなお子さんが一生懸命書いたのだと分かりました。
また、家族を思いやる気持ちが伝わってきて、応援したくなりました。
でもね、思い出すたびにニヤッとなるのは許して。
「ぼくのお父さんに毛が生えますように」
願いは叶ったのかなぁ。
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