何気なくふと、浮かぶことの取り扱い

連休の初日に、昨年亡くなった祖母の一周忌で実家に帰りました。
うちのお寺のお坊さんは母と同級生。私も親しくお話させて頂ける方です。
法要の後、祖母の思い出話に花が咲き。
ふと母が「もうあかんって状態から喋れるまで回復した時に、
『来年は弟家族も一緒に賑やかにご飯でも食べたいなぁ』
って話がおばあちゃんから出た時、来年まで生きるんやなって思った」と話したんです。
私もその場に立ち合っていたので、そんな風に思えるまで元気になったんだなと喜んでいました。
でも。
「それを思ったり口に出したらいかんのやで〜」とお坊さん。
それを聞いて初めて気付きました。
無意識にそこまでは生きられないって思っていたから、出た言葉だったんじゃないかって。
母はお坊さんからそう言われても、すぐにはどういう事か分からずに私に聞いてきたんですが、解説したらとても驚いていました。
そんな意味で言ったのではないのは皆が分かっているし、回復して一番喜んでいたのを知っていますから。
ただ母は、母が小学生の時に近所であったお葬式を見て「お父ちゃんの時もあんな風に樒(しきみ:仏さんのお花)いっぱい立つんやろか?」とふと思って、そんな事を思った自分が怖くて泣いたと言っていました。そして翌年、交通事故で突然「お父ちゃん」が亡くなり、自分があの時に思ったことが現実になったのではと、泣き暮らしたと言っていました。
なので、このお坊さんの言葉はこたえた様です。
とはいえ、祖母は95歳でしたので世間的には大往生と言えると思うのですが。

無意識って何なのでしょうね……。
こういうものは、第六感と言われるものに入るのかもしれないけれど。
望んでいるいないにかかわらず、ふと湧き出てくるもので、自覚しないもの。
でも、自分の中にあるもの。

そもそも扱えないものだから無意識っていうのだろうし、無意識の領域にあるものを意識下に置くのは容易ではないし。

どうすればいいのか、明確にしづらいもどかしさがずっとあります。

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