高野山金剛流ご詠歌コンサート

先日高野山にお参りした際に見つけた、ご詠歌コンサートのポスター。
ご詠歌には今年他界した祖母の思い出があり、聞いてみたいなと思いました。
この時まで知らなかったのですが、実家の菩提寺のご住職は、ご詠歌の高野山金剛流詠監(平たくいえば、ご詠歌を教える一番偉い人、だと思います)のお一人で。
すぐにチケットを用意してくださった、そのお席がなんと一般席ではありますが来賓席だったらしく。ご住職のお隣で聞かせて頂けることになりました。
開催場所は、なんと鳥取県!ワタクシ、初めての土地でございます。

さて当日。日本海側は雨予報。
とりぎん文化会館までは、自宅から車で2時間40分ほど。
兵庫から鳥取へ入る頃から少しずつ、山の上から湯気みたいなのが出ているなぁと(本当に温泉地の様な湯煙みたいな感じで)思っていて、これはやはり山を超えたら雨かしら?と覚悟をしながら運転していました。
で。智頭南って辺りのトンネルを出たら虹がかかっていて、わー!嬉しい〜って思った瞬間、次の長い長いトンネル。ほんま、見えたのは一瞬でした。
そしてそのトンネルを出たら土砂降りの雨……。
とはいえ、ずっと長いトンネルがいくつも続いていたので、大雨で運転しづらいということもなく。
鳥取市内に入ったら、もうほとんど止んでいました。
止んではいたけど、この冬一番の冷え込みで。12時頃で気温2度の表示!山の上には薄っすら雪っ!
雨降りでよかったです。

着いたら鳥取ならではのものを食べようと思っていたのですが、地理が分からずで。
駅前に新しくできたという、あの「すなば珈琲店」を見つけたものの、タイムアウトで外観写真だけ撮って、コンサート会場へ向かいました。

とりぎん文化会館はとてもきれいで、大きなホールでした!
高野山から出張されていた中本名玉堂さんにて、高野豆腐と胡麻豆腐を購入。先日直接行った時は、泊まりがけの荷物が多くて、あまり買って帰れなかったから買えてよかったです。

コンサートの始まりです。
来賓席って、いわゆる貴賓席の様なボックス席でしたから、もう本当に特等席!
プログラムの演目の説明を読み、ご住職から簡単な解説もして貰いつつ聴きました。
高野山金剛流の特徴は、西洋の音楽で例えれば長調。つまり、とても明るい。そして心が落ち着くリズムとテンポ。
五七調か七五調の詞に曲が付いているものを和讃、和歌に曲が付いているものを御詠歌といいますが、両方合わせても御詠歌と言うそう。
聖歌と同じく宗教音楽なので、布教の意味もあると教えてくださいました。
歌うとは言わず唱えると言い、お経の内容を分かりやすい言葉で表現しています。
ステージでは、お釈迦さまと弘法大師にご縁のある女性達の物語と共に御詠歌が唱えられ、総勢80名ほどの全国から集まったお坊さん方が美しい旋律で合唱されていました。

ひょんな事から鳥取まで聴きにいきましたが、貴重な機会になり、行ってよかったです。
振り返ればよかった事ばかりで、トントン拍子に聴きに行く事になったのは、なんだか呼ばれた気がしました。

頻繁に開催されるコンサートではない様なので、お近くである時は、是非聴きに行ってみてくださいね。
当日の写真をInstagramにアップしています。
参考動画(金剛峰寺)

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